新型コロナウィルスの検査実施数が増えてきており、様々な検査の名前を聞く様になりました。今回は、新型コロナウィルスに関わる代表的な3つの検査についてご説明いたします。

〜PCRとは〜
検査したいウイルスの遺伝子を専用の薬液を用いて増幅させ、ウイルスが検査時点で存在するかを調べる検査方法です。検査をするには、発熱などの症状があった際専門の医療機関で医師の診断が必要になります。 調べるもの:ウィルスの遺伝子 検体:鼻腔咽頭拭液、鼻腔拭液、唾液 タイミング:感染してから発症する数日前より検出 所要時間:数時間〜数日 PCRのメリット 医師による感染の診断となる。 PCR法のデメリット 検査には医療機関で医師の診断が必要。
〜抗原測定とは〜
ウイルスの抗体を用いてウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)を検出する測定方法です。手軽に取り扱うことができ、短時間で結果の出る測定方法です。 調べるもの:ウィルスのタンパク質 検体:鼻腔咽頭拭液 タイミング:発症後2〜9日目 所要時間:15分 抗原測定のメリット 個人で感染の不安がある時に気軽に測定できる 比較的安価 抗原測定のデメリット ウィルス量が少ないと検出されにくい
〜抗体測定とは〜
抗体とはウイルスが体内に入った際、そのウイルスを除去しようと体内で作られるタンパク質のことです。その特定のタンパク質量を測定する方法です。 調べるもの:血液 検体:血液中のタンパク質 タイミング:症状出現後、1~3週間 時間:8分 抗体測定のメリット 企業や個人で手軽に取り扱える。 リーズナブルな価格 スピーディー(わずか8分で結果がわかる。) 蛍光抗体検査装置は抗体を数値化でき健康管理の一環として活用できる。
抗体測定のデメリット 初期は偽陰性となりやすい。

〜ヨーロッパで CE 認証されている蛍光抗体、抗原測定装置〜
2020 年 10 月からは、ヨーロッパで CE 認証されている『蛍光抗体測定装置(Immuno-fluorescent
Analyzer)」の総販売元として取り扱いを開始しました。
一般に販売されてる抗体測定と大きく違う点は、陽性か陰性かの判定だけではなく、IgM /lgG 濃度を定量化し『数値』で確認できることです。目で見て変化がわかるので自分で比較でき、外出状況や食事管理などを見直す判断材料にすることができます。
【蛍光抗体測定の特徴】
①誰でも簡単
②短時間で測定。約 8 分で結果がわかります。
③測定結果が数値で見れる。ご自身で比較して確認することができま
す。
操作方法については、こちら(動画)でご確認ください。
※本製品は、医薬品医療機器等法に基づく体外診断用医薬品ではありません。
※本製品を用いた測定判定はいかなる意味でも医療診断や治療を目的とするものではありません。
ご興味ございましたらお気軽にお問い合わせ(こちら)くださいませ。
これらの3タイプの検査・測定方法を使い分けることで、身体の状態を把握することができます。PCR検査は医師の診断が必要となり気軽に受けることはできませんが、抗原測定、蛍光抗体測定は手軽に早く測定でき体調管理の目安となるので、最近オフィスやイベントでの需要が高まってきています。 今後も皆様が健康で安心して暮らしやすい環境作りのために、最新の情報やサービスをお届けしてまいります。よろしくお願い致します。
(株)ルナサンド 衛生管理事業部