ワクチンで免疫が上がる理由

免疫とは、侵入してくる外敵を取り除き、体を守るシステムのことです。 その免疫には、2つのシステムがあります。

1つ目「自然免疫」

私たちが生まれつき備えているもので、どんな異物に対しても素早く反応します。 最前線は、皮膚や口腔粘膜、唾液や気道分泌液、涙など。 これらのバリアを突破した外敵に対してマクロファージや樹状細胞、好中球などの白血球が外敵を直接食べたり殺菌性物質を出したりして防御します。

2つ目「獲得免疫」

以前の外敵の特徴を記憶し、また侵入してきた時に専用の武器=「抗体」で体を守ります。 粘膜の表面で侵入を防いだり、抗体で目印をつけることで外的の増殖を防ぎ、分解しやすくします。

私たちの体はこれらの免疫がバランスをとって外敵を取り除いてくれるおかげて、日々健やかに過ごすことができます。

ワクチン接種は、これらの免疫システムを予め目的の外敵と反応させることで備えます。

▶︎ワクチンで期待できる中和抗体についてはこちら

いずれにしろ、免疫細胞も抗体も体の中で作られるものです。なので、必要な栄養素が揃わないとうまく作ることができません。毎日、6大栄養素を彩よくバランスの良い食事を心がけましょう。

※6大栄養素とは、糖質、脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維。